しかし、銀行が本気でクレジットカードに取り組めば、クレジットカード会社や信販会社などのノンバンクでは太刀打ちできないほどの強いシェアを獲得できる可能性を秘めています。なぜなら、銀行はクレジットカードの最終決済ができる個人預金口座を持っているからです。
もっとも、今現在、銀行がどの程度本気でクレジットカードに取り組もうとしているのかは依然不透明なままです。2004年4月には、金融規制緩和により、銀行の「割賦購入あっせん業者」(クレジットカード発行業者)の登録が開始されましたが、クレジットカード発行できる登録をすませた銀行は、東京三菱銀行を含めわずか10行程度しかありません。メガバンクである三井住友銀行やみずほ銀行は、まだ本体でクレジットカードを発行していません。(三井住友銀行は、関連会社の三井住友VISAカードでクレジットカード業務を行っています。)
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